スマホのガラスに使われているのは強化ガラス
スマートフォンは日常生活である程度荒く扱っても壊れにくいように設計されています。そのため、大きな面積を占めるガラスは特殊な加工が施された「強化ガラス」を使用しています。またその表面には指滑りを滑らかにするコーティングが塗布されているのは言うまでもありません。
しかしこの「強化ガラス」の強化という日本語のニュアンスによって「強いガラスだから安心だ!」と単純に誤解してしまう人も多いでしょう。
「スマホの強化ガラス=強い」は誤解!ガラスが割れてしまう理由を解説
たしかに強化ガラスは一般的なガラスよりも、製造過程で特殊な化学反応をさせたり、加工したりして「割れにくく、傷つきにくく」してあります。ではなぜこれほどスマホの画面を割っている人たちを目にするのでしょうか。スマホの強化ガラスが割れてしまう理由を解説します。

強化ガラスの角は薄いから割れやすくなる
画面の大型化が進み、手のひらと同じほどのサイズのスマートフォンを使うようになりました。ガラスは機種本体の端ぎりぎりまで大きく、中にはGalaxy S10など、画面が側面に回り込む機種も人気があります。
iPhoneにいたってはiPhone7以降ガラスの端がラウンドになり、より機種本体と一体化するようなデザインに進化しました。これはガラスの加工技術が向上したことの反面、ガラスがより大きくなり、かつガラスの端が指でなぞったときに凹凸の違和感が出ないよう肉厚を薄くしラウンドエッジ形状になったことも割れやすくなる原因になったのです。
知らない間にスマホのガラスにつくマイクロクラックが割れを加速させる
マイクロクラックは目に見えない、まさにミクロの世界の傷です。どんなに傷が無いように見える強化ガラスでもその表面を顕微鏡で除くと小さな傷がついています。日常生活で落としたり硬い所で擦ったりなどを繰り返すと、このマイクロクラックが徐々に増えたりクラックが深くなり、そこに一定以上の負荷や衝撃があたると割れやすくなるのです。

スマホのガラスを割れにくくするための対策は?
それではどのようにして、可能な限りスマホのガラス(特にディスプレイ面のガラス)を割らないようにすればいいかを見ていきましょう。
対策①スマホのディスプレイガラスの上に強化ガラスを貼る
これは最も多い方法ですね。スマホの上に機種専用の強化ガラス製品を貼る。指滑りもよく、指紋を目立ちにくくする防指紋タイプや、ブルーライトを軽減してくれるタイプなど、様々な種類が販売されています。最近は安いものだと1,000円前後と比較的安価に買えるようになりました。

これでマイクロクラックが機種の強化ガラスに付くことは大幅に防げるでしょう。しかしラウンドエッジ形状になった強化ガラス製品は、ガラスの端が薄いので日常で荒っぽい使い方をする人はラウンドエッジでないものの方がよいでしょう。
おすすめは、このサンフィルターの2度強化ガラスです。強化ガラス製品といえば1度の強化加工がされているものがほとんどですが、この2度強化ガラスは文字通り2回の化学強化の加工がされいて、よりマイクロクラックを無くす加工がされています。ガラスの端もラウンドエッジではなく、割れにくく欠けにくいストロングエッジ加工なので多少荒くスマホを使っても安心。またガラスの端面が手になじみやすい形状に製造されています。
楽天やamazon以外にもドン・キホーテや家電量販店でも販売しています。

対策②衝撃吸収フィルムを貼る
強化ガラスと違って衝撃吸収フィルムは衝撃を吸収する特殊なプラスチックで出来ているため、より衝撃を吸収してくれるメリットがあります。コーティングも強化ガラス製品と同様に様々な種類がありますが、注目したいのは衝撃吸収性能です。衝撃吸収フィルムは一般的に基本となるベースのフィルム層と衝撃吸収層とコーティング層の3層からできています。薄いものを選ぶ人が多いですが、衝撃を吸収する層が薄いとその分衝撃吸収力も落ちてしまうのです。

対策③全面衝撃吸収ケース アイジョイを使う
おすすめはこの③です。全面衝撃吸収の名の通り、ガラス面も背面も守り、専用の衝撃吸収フィルムが付属しています。
衝撃吸収系のケースはたくさんありますが、アイジョイケースをつけた場合、マイクロクラックが入りやすいガラスの端のラウンド部分を画面ギリギリまでしっかりと保護してくれるのが他にはない特徴です。
またケースやガラスを別々に買わなくても、これひとつで大きな安心が買えるのです。衝撃吸収フィルムは日本で売上No.1のフィルムを採用。フィルター開発を30年以上続ける株式会社サンクレストのものだ。
